舌小帯短縮症の手術の前準備で舌小帯は切れる!


舌小帯短縮症の手術の前準備で舌小帯は切れる!

舌小帯形成術

舌小帯形成術は舌小帯切離移動術とも言われ、1980年代に舌小帯短縮症の手術として口腔外科が考案した。

局所麻酔

本来は糸を舌先に通して引っ張りますが、今回はコッヘルで引っ張っり、舌小帯の中央部にハサミを入れてまだ突っ張っている舌小帯の縁を切る。

傷口がダイヤモンド型(釣鐘状)に広がる。

縫合するが、真ん中の切開部が一番きつくなるためここに術後段になる可能性がある。

舌下小丘付近を縫合すると、ガマ種になるので注意が必要。

また、舌先にも唾液腺がある場合があり、縫合するとブランディンヌーン嚢胞になる。

つまり舌小帯形成術は、舌先を糸で引っ張って舌小帯を伸ばした状態にして舌小帯を切ると、舌が伸び最大限に舌が伸びた状態にある。

最大限に舌が伸びた状態で縫合すれば舌小帯は最大限に伸びた状態で治るはずです。

ところが舌小帯の下はオトガイ舌筋という筋肉で、舌小帯が最大限に伸びても中身の筋肉が伸びていないために手術後縮んであまり変わらなくなります。

手術後に舌を引っ張る筋トレが必要なのです。

MFTを活用されている歯科医もいますが、そんなものでは効果はありません。筋トレです。

当然赤ちゃんにはMFTはできないため、舌トレーナーが有効です。

舌小帯形成術による大人の治療

新舌小帯形成術は2019年から行っており、それまでの大人の舌小帯形成術では術後アヴェオTSDを夜寝る時に装着してもらっていました。

元々アヴェオTSDは、睡眠時無呼吸症といびきの治療器具で、舌を前方に引っ張ったまま寝るために舌の沈下はありません。

思い切り舌の奥に装着すると舌の根元や首まで痛くなるので、痛みのない深さをご自分で探して痛みのない状態で寝ていただくように説明しています。

新舌小帯形成術

舌小帯短縮症の赤ちゃんや小児は舌小帯に弾力性があるため、舌小帯形成術の準備に舌先に糸を通して引っ張っただけで舌小帯は「ブチッ)と音がして裂けます。

大人は舌小帯が固くなっているためあまりこういうことはありません。

この場合、舌小帯の表面だけが裂けているので、傷口は細いままです。

傷口はダイヤモンド型に広がりません。

裂ける部位は、舌小帯の真ん中から舌の舌下小丘付近までです。矢印→です。

ここは2針縫合しました。

そこで、ハート舌やスプリット・タンの原因になっている舌先の舌小帯の所に切れ込みを入れたところ、そこも裂けたので縫合することにしました。青●

この新舌小帯形成術が成功するには、術後舌トレーニングで舌を1か月間引っ張っていただかなければなりません。(後戻りするから)

しかし、術後に舌トレーナーを上手く使えないお母さんがいましたので、術前1か月前から舌トレーナーで引っ張ってもらっています。(でも引っ張れない場合もあります。)

大人の新舌小帯形成術

2021年8月にウチの患者さんだと思うのですが、アヴェオTSDで術前トレーニングの時に「舌の根元が痛い時は引っ張り過ぎなので、痛みのない位置をご自分で調整して使ってください。」と説明したのに喉や首の方まで痛くてこのまま使った方がいいのか、レーザーで切除した方がいいのかという質問をネットでされている方がいましたが、私に聞いてくれればいいのに残念でした。


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